東洋製罐グループホールディングス株式会社が運営している施設の中に、容器文化ミュージアムというものがあります。このグループでは瓶や缶などの製造に携わっており、世の中で活用されている容器を製造し、提供しています。常に新しい種類の容器が誕生しておりそれらを扱う人たちにとって容器は当たり前の存在となっています。これらを主役にしたミュージアムがこの施設の特徴で、人と容器の関わりについてや容器包装の役割、また今現在の容器包装のあり方や関連する環境問題についてなど、様々なことに焦点を当てて展示を行っています。

東京都品川区にある大崎フォレストビルディングに東洋製罐の容器文化ミュージアムが入居しており、平日であれば午前9時から午後5時まで入場無料で訪れることが可能です。これまで当たり前のように使用してきた各種容器がどのような役割を果たしているのかを改めて考えることができますし、少し変わった缶詰のラベルコレクションを見ることもできます。歴史ある缶詰ラベルも展示されていますし、非常に変わったデザインの種類もあるのでおすすめです。誰もが訪れることができますし、1人や数人で訪れるだけではなく、かなり大勢の団体見学も可能です。(団体見学の場合は事前の予約が必要)

ただ単純に容器文化ミュージアムの内部を見てまわるだけではなく、このミュージアムのスタッフが詳細な説明を行いながら案内してくれる見学ができ、他にもタイムカプセル缶作りやためになるお話を聞く事もできます。多種多様な工夫がなされているので、来訪者にとってより良い時間になるのではないでしょうか。

この施設の内部において様々な容器に関するグッズが販売されています。段ボール工作セットは非常にシンプルでありながらリアルな出来栄えが期待でき、他には究極の栓抜き「極抜き」も販売されています。究極の栓抜き「極抜き」は一般的な栓抜きに比べて扱いやすく、一度扱うとやみつきになること間違いありません。

その他にもフタ付きガラス容器やエコバッグ、安全に使用することができる缶切りなども販売されています。何気なく使用することが多い容器について様々な勉強ができ、環境や容器包装製品の循環に関しての展示もあるため、新たな発見ができる可能性もあります。容器製品を作るだけではなくて、世の中の利用者に向けた文化ミュージアムを作り情報発信をしているのは、非常に素晴らしいことではないでしょうか。