紙は日常生活ではもちろん、ビジネス業界においても必要不可欠なものとなっています。製紙業界における市場規模は他の業種に比べて比較的大きいことから、高い業績を維持することができているようです。しかし、原料高や海外進出、ペーパーレス化などの課題を抱えている問題もあり、地球環境の保護に努めている企業も少なくありません。今回はハリマペーパーテック株式会社の会社概要や、環境保全の内容についてご紹介していきましょう。

ハリマペーパーテック株式会社の会社概要

兵庫県加古川市別府町に所在するハリマペーパーテック株式会社は、明治36年にチリ紙生産を目的に創業を開始し、各種板紙の生産を展開しながら昭和58年に総合製紙メーカー「大王製紙グループ」の一員となりました。平成8年「ハリマペーパーテック株式会社」に商号変更後、時代のニーズに対応すべくカラーライナーを開発・生産し、贈答用のボックスやアルバム台紙、紙袋等の原資に高品質なカラーライナーを採用した特殊メーカーでもあります。

既存の概念にとらわれずに、常に新しい開発を研究し石油製品からの置き換えなどエコロジーな面を兼ね備えて社会にも貢献している企業です。主な事業内容は、段ボールの原紙となるカラーライナー、特殊ライナー、その他加工原紙を製紙しています。

ハリマペーパーテックならではの環境保全

古紙のリサイクル

各家庭や企業などから出る廃棄物は年々増加傾向にあり、地球環境を悪化する要因の一つとして考えられています。このような点を踏まえてハリマペーパーテックでは、限りある資源の活用または再利用を積極的に取り組み、古紙をリサイクルすることによって地球環境の保護に貢献しています。

機密書類のリサイクル

依頼先のお客様から預かった機密書類やオフィス古紙などを、機密性を保護した上でリサイクルする活動に取り組んでいます。価値ある紙を長期間に渡り、生活循環させることに貢献しています。

まとめ

ハリマペーパーテックではこのように、リサイクル技術を活かした環境保全対策を採用しています。近年では、デジタル化・ペーパーレス化といった動きが見られていますが、紙無しで生活が成り立つことは不可能です。

製紙業界は停滞期に突入しているといった見解もありますが、ハリマペーパーテックのように環境保全に努めている企業は、衰退してしまう可能性は低いと言えるでしょう。また、大規模な企業であることから高い業績を得ることにも成功し、今後製紙業界の市場を独占していくのではないかという方向性も考えられます。