王子コンテナー株式会社は王子ホールディングスが株主の会社で、パッケージ関連の事業を展開しています。東京都中央区に本社があり、全国各地に工場や営業所、事業所を設け、全国規模で包装に関するアイテム作りを行っています。

たくさんのアイテム作りを行っているわけですが、ただ製造するだけではなくて品質や環境に関する取り組みにも一生懸命です。独自のトレーサビリティシステムを導入することで、各工程のデータを記録し、生産ロットごとの管理が可能になっています。より良い品質を求めるためにはそれぞれの工程すべてに注意しなくてはなりませんが、トレーサビリティシステムにより管理が行いやすくなっているのです。

包装アイテムを製造する際には不良品が出てしまいますが、王子コンテナー株式会社では段不良検知器を導入し、不良が発生した場合検出し、自動で除去する仕組みが構築されています。人力ではなかなか見つけることができない不良に関しても発見でき、クオリティの高いパッケージアイテムの実現に寄与しています。

他にも重要な意味を持っているのが温度監視システムで、これを活用することで張り合わせ不良を早期発見し、問題が発生する前に取り除くことが可能です。先進的なシステムばかりがあり、これにより働いている従業員たちも勤務しやすく、それだけではなくエンドユーザーが安心できる商品が作られているわけです。

パッケージには通常様々なプリントがなされていますが、時にはズレが生じてしまうこともあります。その時には印刷ズレ検査装置が活躍し、少しのズレであってもきちんと監視し、問題がある商品を除去するのです。それ以外にも印刷面画像処理検査装置や抜き状態ズレ検査装置が機能しており、王子コンテナー株式会社の品質を守っています。

何らかの製品作りを行う際には、一般的にロットごとに区分けがなされます。ただ単にロット別に分けるのではなく、情報を記録し、追跡することにより、何らかの問題が生じた際に対処しやすくしているのです。その結果王子コンテナー株式会社では高い品質を保ち続けることが可能になっており、誰もが安心して使うことができるパッケージアイテムが誕生しています。

それ以外にも金属異物検査装置や検査ラインの密閉化への取り組みも積極的になされており、品質の高さのみならず安全にも気を使っています。正式な製品作りだけでなく、試作品作りの際にも安全対策に気を配っているのは非常に評価できる点ではないでしょうか。